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村木賢吉
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春の花嫁
雪解け水が山を下れば 村は菜の花れんげの花盛り。 二十歳になったばかりの娘が、もうじき嫁いで行く春なのに。 俺らは窓辺の桜の蕾を 酒の肴に 酒の肴に思い出しみじみ語るよ。
幸せならば涙を拭いて、笑って往きなと娘の背を叩く。 まだまだ子供と嫁入り話にゃ 反対したのは去年の五月。 俺らはひとりで山川眺めて 虚しさまじりの 虚しさまじりの 切ない涙に暮れるよ。
流れに掛かる小さな橋を、渡って二度とは戻って来ない。 村一番の花嫁姿が、春の盛りを 歩いて行けば。 俺らの唄う長持唄も、菜の花畑の 菜の花畑の風に吹かれて往くかよ。 感激
- Special thanks to いのさん for sharing the lyric.
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