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秋元順子



Lyrics
Album list

秋元順子

港町三文オペラ

Lyricist:阿久悠
Composer:大野克夫

あんたになんか
惚れてしまったばっかりに
海猫を見つめて暮す女となった
何処へでも行けるようにまとめた荷物
ころがして 腰かけて 涙ぐむ

おまえになんか
夢を託したばっかりに
酔いどれの真似して眠る男になった
水割りで酔える間はよかったけれど
生(き)の酒を 一息に 流し込む

扉のすき間から 流行り歌
季節の変りの にわか雨
男と女の 男と女の
港町三文オペラ
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あんたはやっぱり
どこか甘えていいかげん
ガラあきのシネマのようにしらけてしまう
ここよりももっと北へと地図など眺め
ためいきをつくだけの昼下がり

おまえはやっぱり
逃げるばかりの人生を
落着いて暮せる夢をこわしてばかり
北へ行く汽車の切符を奪って捨てて
もう此処で終りだと抱きよせる

イカ焼く匂いだけ 露地にあり
汽笛をかき消す 波の音
男と女の 男と女の
港町三文オペラ